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「そうなんですか。それは残念です」
気のせいだろうか・・・?
セルヴの声に殺気がこもってる気がする。
でも、目で確認はできない。
私があいつの方を向けば、確実に攻撃してくる。
それは、魔力が溜まったときでなければならない。
「う・・・」
そう思っていた時、突然腹部に激痛が走る。
前方から腹部へと視線を移すと、刀が私の体を貫いていた。
刺された場所からは、ドクドクと血が流れ出している。
「魔力なんて溜めてたら、いくら背中を向けられてても攻撃しますよ」
こいつ・・・気づいてた。
意識が遠のき始め、私は地面にうつ伏せに倒れこむ。
「まずは一人・・・残り二人ですか」
油断した・・・。
まさかこんな結果になるなんて・・・・・・
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