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私と女王様・・・アニュアスの攻撃で、敵の数はかなり減らした。
それでも多勢に無勢・・・。
いくら倒しても、敵は無限にいるかのように感じた。
それでも、少しでも敵を減らすため、私は魔法を打ちまくった。
さっきまで何もしてこなかった敵は、何体か攻撃を仕掛けてくるようになる。
魔力を多少消費してしまうが、風壁を体にまとってそれに対処する。
攻撃と防御を繰り返しながら戦う私たちの魔力は、そこを尽き始めていた・・・。
ルピアはまだ戦っているらしい。
何かが地面にぶつかるような音がしたから。
せめて・・・ルピアが戻ってくるまでは耐えなきゃ。
「シャアアアアア!」
人間の姿をしながらも、おぞましい声をあげながら私に攻撃を仕掛けてくる敵を焼き払い、一瞬だけ背後に目を向ける。
・・・・・・え?
そこには、お腹を貫かれているルピアの姿があった。
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