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無絶を当てることができれば、一撃で終わり。
でも問題は、無絶を溜める時間がないこと。
やっぱり始めから、ルピアと一緒に倒しておくべきだった。
「ものすごい自信ね。もしかして、あんたが冥王の部下の最強?」
もしもこいつが最強なら、すべての魔力を注ぎ込んで倒してしまえばいい。
そうすれば、あとはアリン達がなんとかしてくれるだろう。
「最強ですよ・・・と言いたいところですが違います。私の上には”番人”と呼ばれる三人がいます。その強さは、私など到底およばない」
こいつの上に三人も・・・いや、冥王をいれれば四人だろう。
それもこいつが”到底およばない”なんて言うほどの強さ。
・・・・・・この戦いには、始めから勝ちなんてなかったのかもしれないわね。
「あ~あ。全く・・・大苦戦してるじゃないの」
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