復活

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それなら、こいつはもう放っておいて大丈夫。 だけど、本当に大丈夫・・・・・・? 「なので私は、あそこで眠っている女の子の体を頂くことにしましょう」 ・・・そういうことか。 寝ている女の子・・・ 周りを見回すと、それに当てはまる人物は一人しかいない。 「カルカス! 今すぐルピアを連れて、遠くに瞬間移動して!!!」 ルピアの体を乗っ取るつもりだ。 もしかしたら、前の体も誰かから乗っ取ったもの? だとしたら、かなりヤバい。 「もう遅い」 カルカスが急いで杖を構えるが、それよりも速く、セルヴはルピアに近づいた。 間に合わない・・・・・・。 思わず目を閉じた。 「遅いのはおまえだろ」
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