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セルヴの声じゃない。
だけど聞き覚えのある声・・・。
そう思って目を開けた瞬間、地面から真っ黒な波動が吹き出してきた。
あれは・・・・・・。
「な・・・なんだこれは!?」
今度はセルヴの声。
それはあの黒い波動の中から聞こえる。
「グ・・・体が・・・私の体が・・・」
なに・・・?
セルヴは突然、苦しそうな声をあげる。
そしてすぐに、セルヴがいるという感覚が、私の体の中から消えた。
・・・倒した?
天高く消えていく黒い波動を見つめる。
「幽霊はさっさと冥界に戻れっての」
そして、黒い波動の出てきた場所には、一人の男が立っていた。
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