復活

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「ルピア」 陽一はそう言いながら、ルピアの体を軽く揺らす。 傷も治ってるんだし、大丈夫だよね。 それに、陽一が目の前にいたら、疲れなんて吹っ飛ぶだろうし。 陽一が体を揺らしていると、ルピアがゆっくりと目を開けた。 「よういち・・・・・・。・・・って、陽一!?」 眠そうに目をこすっていたルピアは、陽一の存在に気づいてものすごい勢いで体を起こす。 「おう、陽一だ」 陽一はその姿を見て軽く微笑んでいた。 「な・・・な・・・なんで陽一がここにいるの!?」 ルピアは目の前の現実が信じられないらしく、あたふたしている。 「生き返ってきた」 軽いわね・・・。 まあ、どうやって生き返ってきたかは、この戦いが終わったらゆっくり聞くか。
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