復活

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「起きてすぐで悪いんだが、ルピア、カルカスさん、アリンもあの二人の救援にいってやってくれ。俺はその間に魔力を溜めて、あいつらを一気に消し飛ばす」 陽一はそう言いつつ、ルピアの手を掴んで立ち上がる。 ルピアも陽一に引っ張られて立ち上がり、服に付いた砂埃を払った。 「ったく、人遣い荒いわね。まあいいけど」 ルピアは満更でもなさそうに笑って、杖を構える。 「じゃあ、いこっか」 私とカルカスの方を見ると、ルピアはすぐにキュム達の元に向かった。 「出来るだけ早くね」 私もそれだけ言うと、カルカスと共に二人の救援に向かった。 三人を見送った陽一は、すぐに鞘に納まっている剣の柄に手をかけた。 馬鹿なやつらだ・・・・・・。 「空天衝波」 陽一は、静かに剣を抜き放った。
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