復活

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「じゃあなんで、この世界の存在を知ってるんだ?」 誰も帰ってきてないなら、この世界の存在や”何もない”なんてことを知ってるはずがない。 「暴走する以前の冥王が話していた。”我の知らない世界がこの冥界の中にある。それを『魔界』と呼ぼう”ってな」 おいおい・・・。 それって、冥王ですら知らない世界ってことじゃなねえか。 どうなってるんだよ・・・。 「あー! もう! わけわかんねえ!」 そう喚きつつ髪の毛ををぐしゃぐしゃといじりながら、もう一度振り返った。 「なんだこれ?」 そこには、白い小さな球体が浮いていた。
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