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「それもそうだな。だったら、早くここから出してくれよ？」
幻覚だってなんだっていい。
ここから出て、ルピアを助けられるなら。
「はいはい。じゃあ地上に送るから、剣を構えとけ。すぐに戦いだ」
別に構えとかなくてもいい気はするが・・・。
「はいよ」
それでもなんとなく、こいつの言うことは聞いておいて損はなさそうなので、言われた通り、光刃刀を抜いて構えた。
「じゃあ行くぜ。思いっきり暴れてこい！」
俺は目を閉じた。
閃光とかが発せられるパターンが多いからな。こういうのは。
次の瞬間、前方に巨大な力を感じたので目を開けると、黒い波動が迫ってきていた。
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