復活

26/37
前へ
/462ページ
次へ
「クッ・・・」 そう思いながら偽物を見据えていると、突然心臓の辺りを押さえて苦しそうな顔をする。 ・・・どうやら、俺が玄武と戦った時のコピーだな。 見事に心臓が痛むのまでコピーしてるとは。 ほっとけば死ぬな。 「お前、そのままだと死ぬぞ? 混沌完全覚醒を解除しないなら、放っておいても死ぬからな」 俺死んだし。 こんなアドバイスをしたのは、いくら偽物でも、自分が死ぬのを見るのはなんとなく嫌だから。 性格までコピーしてくれてるなら、退いてくれるかもしれないからな。 「フン・・・。残念ながら、俺はこの痛みで死ぬことはないんだよ。冥王様の力でな」 ・・・まあ、そうだろうな。 死ぬんだったら、もうとっくに死んでるはずだ。 「じゃあ、今から俺が殺してやるよ」
/462ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3107人が本棚に入れています
本棚に追加