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そう言うと同時に、地面を強く蹴る。
翼を一度だけ羽ばたかせて一瞬で偽物の前に移動し、光刃刀を振り下ろす。
「うおっ!?」
偽物はそれをギリギリ光刃刀で受け止め、距離をとるために後ろへ飛ぶ。
「悪いけど、俺はその状態からパワーアップしたんだ。姿が違うだろ?」
自分の背中に生えている翼を指さしながら、少し優越感に浸る。
はっきり言って、こいつに俺が負けることはないんだ。
「・・・それが、混沌だっていうのか?」
「ああ」
偽物は信じられないといった表情で、俺の翼を見ている。
のんびりしてると、ルピア達があぶねえな。
終わらせるか。
「悪いけど、あんまり遊んでる時間はないんだ。お前が殺そうとしたやつらの救援に行かないといけないんでな」
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