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俺はゆっくりと光刃刀を鞘に納め、居合いの構えをとる。
本当は、冥王戦まで使うつもりはなかったんだが・・・・・・。
一瞬で終わらせるにはこれしかない。
「滅龍光牙か? だったら意味ないぜ。俺はそれより上の技を開発した」
偽物は俺の構えを見て、滅龍光牙と判断したらしい。
だけど、俺が撃つのは神魔滅衝波。
魔力消費量がめちゃくちゃだが、威力は雷流極斬撃より遥かに上。
ちょっとくらい強くしたって、そんなものは関係ない。
「フン」
考えている間にも魔力を溜めていた俺は、技を撃つために更に腰を落とす。
「死滅龍波動」
「神魔滅衝波」
二人の技が、同時に発動した。
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