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「あはは・・・ごめんごめん。ちょっと疲れちゃった」
キュムはそう言って笑顔を見せる。
疲れちゃった・・・?
確かに怪我はしていない。
・・・そうか。魔力が切れたんだ。
さっきからずっと、魔力を大量消費してたもんね。
「そっか。じゃあ、ゆっくり休んでて。あとは私達がやるから」
そう言って杖を振り、キュムの周りに光壁を張る。
これ以上無理させたら、体にも負担がかかってしまう。
「その私達っていう中には、俺も入ってるよな?」
立ち上がって再び杖を構えた時、突然背後から声をかけられる。
「うわぁ!? 陽一! ・・・おどかさないでよ! ・・・・・・って、魔力溜めてたんじゃないの?」
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