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その時間を稼ぐために、私たちはこうして戦って・・・・・・
「ん？ ああ・・・それは偽物が言ってた事だな。お前ら、背後から殺されそうになってた・・・ぜ！」
陽一はそう言うと同時に、剣を私の頭上で振る。
「ギャアアアアア」
その直後、何者かがおぞましい声をあげて地面にドサッと落ちた。
・・・背後から殺されそうになった？
「意味分かんないんだけど・・・・・・」
偽物がいた？
さっきの陽一が偽物だったって事？
だったら、こいつも偽物って可能性が・・・・・・。
「話はあとだ。とりあえず、こいつら倒すから下がっててくれ。すぐ終わる」
陽一はそう言うと、私の横を通って敵の大軍と対峙した。
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