復活

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「二人とも悪いけど、ちょっと下がっててくれ。巻き込まれると困るから」 陽一は剣を持って普通に立ったまま、みんなの方を向いてそう言う。 「え? ちょっとあんた何やってんのよ!?」 そんな陽一の姿を見て、アリンがキレた。 相変わらず、めちゃくちゃな怖さね・・・・・・。 「ア・・・アリン。いいから下がって。理由は私が話すから」 恐る恐る近づき、アリンの服を引っ張る。 アリンは陽一を睨んだが、とりあえずは下がってくれた。 学院長もそれを見て、すぐに下がってくれる。 「よし、下がったな。・・・・・・よっと」 二人が下がったのを確認した陽一は軽く剣を振った。・・・・・・ように私には見えた。 その瞬間、ものすごく強烈な衝撃波が発生し、敵の大軍を一気に消滅させていく。 砂が大量に舞い上がり、暴風は私たちの方へも吹いてきた。
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