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「新技ぁ!? 違う違う。今のは光刃刀に少しだけ魔力を込めて振っただけだ。技なんて呼べるもんじゃない・・・はずなんだけどなぁ」
陽一はそう言いながら、消え去った敵の方を見て苦笑いしている。
「フン。馬鹿め」
「うおぅ!?」
「きゃっ!?」
な・・・なんなのよ一体!
突然ヴィルダムが背後に現れて、話し掛けてきたために驚いてこけそうになってしまう。
陽一の方は、思いっきり尻餅をついていた。
私があんな恰好になったら・・・・・・。
想像するだけで、若干恥ずかしくなってしまう。
本当にこけなくてよかった・・・。
「て・・・てめえ! いきなり出てくるんじゃねえ!」
それは私も同意見。
服についた砂を払いながら立ち上がる陽一を横目でチラリと見る。
「知ったことか。文句なら、般若と名乗る奴に言うんだな」
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