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「おいおい、殺気を向けるなって。俺を偽者だとでも思ってんのか？」
私の思考を読んできた。
陽一は、私の思考を読むほど頭良かった？
それはない。
「そうよ。あんたは偽者。陽一は私の思考を読んだりしないし・・・・・・もう、死んでるわ」
陽一が棺の中で眠っていた姿を思い出す。
もう生き返ってくることなんて、あるはずないんだ！
杖を陽一に向け、炎龍を放つ。
杖から飛び出した巨大な龍は、すぐそばの陽一に襲い掛かる。
「・・・ッチ。空天衝波！」
やはり陽一はすぐに反撃してきた。
放たれた黒い波動は炎龍と衝突し・・・・・・衝突しない？
陽一の放った空天衝波は、炎龍の上空に飛んでいった。
そして陽一は、光速移動で炎龍を避ける。
「馬鹿やろう！ 上見やがれ！」
陽一は焦りの表情を浮かべて怒鳴ってきた。
言われるがままに、視線を上空に向ける。
「・・・・・・冥・・・王」
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