消えた仲間

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偽者なら、さっき俺が倒した。 神魔滅衝波で完全に消し飛ばした。 だからこいつは、あれとは別物だ。 だいたい、オーラがまるで違う。 向かい合って立ってるだけなのに、こいつには勝てる気が全くしない。 「顔? あぁ、そりゃ一緒だろ」 般若はなんの問題もないかの様に、そう答える。 こいつは一体なんなんだ? 味方なのか、敵なのかですらわからない。 「理由を言え」 強気な態度でいなきゃ、こいつのオーラに飲み込まれそうだ。 まさかこいつも、冥王の部下だってのか? だったらかなりヤバいぞ。 「あー……冥王の部下じゃないから。というか、冥王を倒す手助けをしに来た」 ……は? 心を読んだのは、今となっては大して不思議じゃない。 だけど、冥王を倒す手助けをしに来たってのはどういうことだ…………。
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