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「これって……般若が被ってたやつよね?」 ルピアは、なにかを疑っているかの様な表情をしている。 「多分」 証拠は無いけど、この状況で落ちてる般若面って、あいつの以外だとは考え辛い。 というか、般若面なんて滅多に見ることもないし。 「これどうする?」 この気味の悪いお面をいつまでも持ってるのは気が進まない。 なんか呪われそう…………。 般若面を見ていると、なんだか睨まれている気さえする。 「うおおおおぅ!?」 ちょ! ちょ! ちょ! 余りに驚いたので、思わずお面を落としてしまった。 「なによ、ビックリするじゃない」 大声をあげた俺を、ルピアは軽蔑の眼差しで見てくる。 そんな目で見られても困る。 果てしなく困る。 これで驚かないとか異常だ。 「だって今、このお面が笑った!」、
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