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なんなんだ……?
色んな感情を通り越して、呆れの感情しか出てこなくなる。
「ねぇねぇ~、私のことそんなに見てなかったの~?」
こいつはふざけてんのか?
違う。いや、違くはない。
"こいつ"がふざけてるのは間違いないからな。
ルピアの格好をした般若が。
「ふざけんな。ルピアはどうした?」
一々相手にしてる暇はない。
今なら触れたかもしれないが、避けられる可能性のが高い。
そのまま逃げられてもたまらないからな。
俺が相手にしないことを察した般若は、ルピアの姿でにやりと笑う。
次の瞬間、ルピアの体が風船のように爆発した。
「ルピアなら、今頃王宮の庭で寝てるんじゃないか? 瞬間移動の一瞬の隙をついて入れ代わったからな」
爆発の中には、今度は俺が立っていた。
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