ゲーム

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すぐに起こすべきなんだろうけど、多少遊ぶくらい許されるだろう。 準備を整えた俺は、ルピアの正面に回り込み、耳元に口を近付ける。 「ルピアァァァ!」 「うわぁっ!?」 やっぱり起きたな。そして悪戯はまだ続く。 「なんなのよ!? って、真っ暗!? ここどこ!?」 いきなり過ぎて驚きまくってるな。 実に面白い。最後は………… 「わぁ!」 真空天衝波中に顔を突っ込む。 ルピアからすれば、真っ暗の闇の中から首だけが出てきた状態だ。 …………反応ねえな。 顔を突っ込んでも、ルピアは黙ったままだ。 「キャーー! 生首ぃ!」 そう思った直後、頬に強烈な痛みが走る。 思いっきりビンタされた俺は、二メートル程吹っ飛んだ。 ……馬鹿力め。
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