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「あんた何したの!?」 「何もしてねえ!」 突然の閃光に、二人ともパニック状態。 光の強さは凄まじく、隣にいるはずのルピアや自分の腕さえも全く見えない。 般若の野郎は何がしてえんだよ! わけわかんねえ。もしかして、近くでこの光景を見て笑ってるのか!? クソが! この物体、ぶっ壊してやる! 見えなくたって、手に持ってるから場所はわかる。 俺は拳を握って振り上げた。 そして、そのまま光を放つ球体に向かって振り下ろす。 『馬鹿! 焦んな!』 その時、光刃刀の声が心の中で響いたがもう遅い。 俺の拳は、球体を捉えた。 「…………ぐはっ!?」 その瞬間、体が空気圧の様なものに押され、背後に吹き飛ばされた。
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