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「なんだこりゃ……」
次に口から出た言葉はそれ。
空高く舞い上がった俺が見たのは…………
ドーム状に広がる白い光の廻りを、黒い謎の生物が囲っている所。
全身が黒と灰色で、鎖骨の辺りから骨が飛び出している。
見た目は、昔バジルが連れてた雑魚悪魔に似ている。
そいつらは手に持った武器を振りかぶり、光の中を見つめていた。
……なにか見えるのか？
そう思える程、奴らの視線は一点に集中していた。
－－－－ルピア！
中にいた時は、周りの様子なんて全くわからなかった。
だけど光の中で、ルピアの姿だけははっきりと見えた。
「……なっ！？」
俺がルピアを見つけた瞬間、それを嘲笑うかのように笑った奴らは、手に持った武器をルピアに向かって投げつけた。
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