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「それで、お前はなにしに来たんだ？」
こいつが、親切でそんなことを教えに来るとは思えない。
「暇だったからな。ヒントを与えに来た」
ヒントか。結構くれるよな。
まあ、ヒントでも無きゃ見つけるのなんて不可能に近いんだけど。
「どんなヒントだ？」
前回みたいに曖昧なヒントじゃ、大した意味を成さない。
どうせなら"トリギスティア"みたいな国くらいの範囲に絞ってくれればな。
瞬間移動と光速移動を駆使すれば、一時間くらいで見つかる。
「俺のいる都市を教えてやる。名を"ウボイレ"」
「ウボイレぇ！？」
般若が都市名を言った瞬間に、ルピアが大声を出した。
驚くほど大きな都市なんだろうか。それでも国より小さいはず。
見つけやすくなった事は間違いない。
「そう。"死んだ大都市ウボイレ"だ」
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