第一章・冥界

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俺は後ろを振り向いて、光刃刀の方を向く。 「そ・・そんなわけねえだろ!」 実は忘れてた・・・・。 というか、俺の隣にあったことに気付いてなかった。 『はぁ。全く呆れるぜ』 確かに自分でも呆れるな。 ところで気になってたんだけど、剣が死ぬってどんな感じなんだ? 『持ち主が死んで霊体となって【冥界】へ送られるとき、一緒に送り込まれるだけだ』 冥界? ・・ってここか。 でも、いつもは真っ白い世界で目が覚めるんだけど。 『そのはずなんだけどな。普通は冥界に送られた魂は、すぐに天国か地獄へと転送される』 なんでそんなこと知ってるんだ・・・・? 『天才だから』 ・・・・あっそ。 でも、あの白い空間は天国への入り口ってことだよな?  なんで送られなかったんだ? 
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