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『はぁ!? お前馬鹿じゃねえの! そんなことしたら、般若も一緒に死んじまうじゃねえか!』
光刃刀は大声で、俺に罵声を浴びせてくる。
脳内に響くから頭いてえ。
「馬鹿はお前だ。あの般若がそんな程度で死ぬわけねえだろ。対峙しただけで、俺が勝てないって悟るほどの強さのやつが」
邪魔な建物を全て消す。そうすれば、般若の姿はすぐに見つけられる。
やっぱり俺は天才なのかもしれない…………!
『あぁー……もうなんでもいいわ。呆れすぎてなんか言うのがめんどくさい』
なんとでも言うがいい。
俺の考えが正しかったって、もうすぐ認めることになるからな。
「空天衝波ぁ!」
剣を振り切り、今まで一番巨大な空天衝波を放つ。
それは都市一つをまるごと飲み込む大きさ。
まるで黒い隕石だ。
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