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どうやって避けたかは知らないが、バジルは確実に生きている。
俺の技を破って、雷流極斬撃をあの黒い魔気で相殺した可能性もあるな。
あれにはそれだけの力が溜まってたし。
剣を正面に構え、どんな攻撃にも対応できるように準備する。
------なんだ!?
その時、突然地面が揺れはじめた。
震度で言ったら、5以上の巨大な揺れだ。
地面に立っていてはバランスがとれない為、浮遊魔法を使って宙に浮く。
高い場所まで浮き下を見下ろすと、砂埃の中に見慣れないシルエットが見えた。
あそこにはバジルがいたはず・・・・。
そのシルエットは横幅が異常に長く、まるで翼でも生えたかのような形だ。
過去を思い出してみても、バジルにあんな巨大な翼が生える形態は無かったはず。
だとしたら、別のなにかか・・・・?
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