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いつまでも考えてても仕方ないな。
そういうの嫌いだし。
「なんだが姿が変わったが、そんなんで勝てると思うなよ!」
俺はそう叫ぶと、空中に見えない地面を造ってそれを勢いよく蹴り、バジルに向かって飛んだ。
バジルは右手に持った槍を、槍投げの形で構える。
まさか、投げる気か?
右手の光刃刀を持つ手に自然と力が入る。
俺は強くなった。
動きも速くなったし、力も強くなった。
なのに、この不安はなんだ?
「・・・・あれ?」
そう考えていたら、正面方向にいたはずのバジルが消えていた。
「どうした?」
その直後、俺の背後にバジルが出現する。
瞬間移動か!
「チィ・・・・」
俺は体を回転させ剣を振るが、バジルはそれよりも速く黒い槍を俺に向かって振り下ろしてきた。
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