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俺は翼を羽ばたかせ、さっきいた場所まで戻る。
さてと・・ここからどうやって戦うか。
混沌完全覚醒を使えば勝つ自信はある。
だけど、あれは体への負担が大きすぎるからな。
冥王との戦いに備えて、出来るだけ使いたくはない。
じゃあどうするか・・・・。
「どうした? 来ないならこちらからいくぞ」
俺がまだ何も思い付かないうちに、バジルがそう言ってくる。
やっぱり、考えるのとか無理だわ。
「来いよ。俺はもう待ちくたびれてるんだからな!」
いつものように、真っ向から叩き伏せる!
剣を正面に構え、全身に白を掛けた。
「フッ。ならば行かせてもらうとしよう」
バジルは不敵に笑いながらそう言うと、空中で右足を一歩前に踏み出す。
その瞬間、俺の横を風が吹き抜けた。
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