進撃

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また消えた! ワンパターンなんだよ! 今度は風が通る前に体を回転させ、自分の背後を斬った。 ・・・・いない。 「こっちだ」 刹那、声が聞こえると共に俺の背中に強烈な痛みが走る。 「グオ・・・・」 上空からの攻撃を喰らった俺は、勢いよく地面に叩き付けられる。 マジでシャレになんねえぞ・・・・! 下手したら、俺の混沌完全覚醒より速い。 冥王の事なんか考えてる場合じゃない。 このままじゃ、ここで終わりだ! さっきのバジルの時同様、地面が揺れはじめた。 「あんまり使いたく無かったんだけどな・・・・」 手をついて体を起こしながらそう呟く俺の背中の黒い翼は、花火のように一気に散る。 黒と白が行き交うオーラが周囲を覆い、俺の背中には巨大な二枚の白い翼が出現した。
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