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放課後-
私は荷物をまとめ部活に行こうと教室をでた時、後ろから呼び止める声がした。振り返ると私を呼んだのは和也だった。
『何?和也』
『ぇっとさ…なんてゆうか…その…』中々言えない和也に一人の女の子が近づいてきた。
『齋藤くんね、部活見学しに行きたいんだって』
にこやかに言うその子は私の友達本澤奈美子。
この子の正体を知ったのは中学生の時、奈美子の家に遊びに行った時だった。
この学校は中、高一貫言わばエスカレーター校で奈美子と知り合ったのは中学一年生の時あまり友達がいなかった私に声をかけてくれたのが奈美子だった。それから私達はすっかり親友とよべるくらい親しくなって今に至った訳だ。
『本当?じゃあ早く行って練習しなきゃ』
私は和也の手を引っ張り部室へと向かった。
私が所属してる部活は剣道部という事は和也には言ってある。奈美子も同じ部活だ。
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