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「・・・へ?今、なんと?」
匠「だから、侍みたいな恰好した人がいんの!」
「・・・」
私から汗が垂れた
匠「姉貴?」
「匠馬・・・やばいかも」
冷や汗が流れ出る
匠「やばいって・・・何が?」
「そいつに家の場所がばれたって事」
匠「そいつ?」
匠馬は首を傾げた
「うん・・・侍に・・・」
匠「・・・??」
どういう事なのかわからない匠馬は眉間にシワを寄せた
匠「家がばれたって、追っかけてきた訳じゃないでしょ?」
「それが・・・」
匠「・・・えっ!?」
匠馬は目を見開いた
「・・・」
匠「・・・」
しーんとした空気が流れる
匠「どうすんだよ!!」
「・・・あのね」
慌てだした匠馬に声をかけた
匠「なにっ!?」
普段はクールで大人っぽい匠馬が別人のようだ
「そのね・・・侍が・・・」
匠「不審者なんだろ」
「いやっ、不良から私を助けてくれたし・・・」
あのまま助けてもらえずにいたら・・・
何をされたもんか、わからない!
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