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匠「そこまで言ってないでしょ」
さっきまでの空気はどこかに吹っ飛んだのか、和やかな空気になった
「似たような言い方じゃん」
匠「考えすぎだって!」
私は冷たい眼を匠馬に向けた
「どおだか」
匠「・・・風呂入ってきます」
匠馬は私から逃げるように風呂場へ向かった
「・・・」
なんだかなー
「まぁ・・・匠馬らしいか」
私は晩御飯を作るため冷蔵庫を開けた
「何にしようかな」
適当に食材を取り出し、メニューを考える
「簡単なので良いか。んーと・・・」
ハンバーグにしようか、スパゲティーにしようか
「ちょっとずつなら両方で良いか」
私は手際良く準備をした
「そーいえば、あの人・・・龍馬はどうしたかな・・・?」
ふと、龍馬の事が浮かぶ
「どうしたんだ!私!!」
頭をぶんぶんと振り、調理に専念し始めた
「・・・」
台所もリビングもシーンとしていて、なんだか心細い
「テレビでもつけとくかな」
私は手を軽く洗い、テレビをつけた
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