23人が本棚に入れています
本棚に追加
そよ風が快い夕方の河原
寝転がり風を感じる
「・・・」
今日もまた・・・
カバンから「坂本遥琥」と名前が書かれた体操着を引っ張り出した
「なんで・・・こんな事されないといけないんだろ?」
体操着はマジックで落書きされ、カッターやハサミでボロボロにされていた
「はぁ・・・」
小さくため息を吐くと
また目を閉じた
毎日、時間を過ぎるのをただ祈ってすごしている生活に
希望と言うものは何も無い
あるのは『絶望感』と『疑問』だけ
私が何をしたのだろう?
クラスメイトからの嫌がらせは日に日にヒートアップする
「私なんて・・・」
いなくなっても誰も悲しまないだろうから
人生に幕を閉じるんだ
びゅうぅっ!!
そう決めた瞬間、強い風が吹いた
最初のコメントを投稿しよう!