ぷろろーぐ

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新井ミカは、死にかけていた。 いつも、誰かに監視されている。 理由は、ミカのIQが原因である。ミカのIQは、200という、超天才的なIQなのだ。しかも。なんと年齢は6歳。小学一年生と、おなじ年齢で、大学生と同じ。いや、それ以上の頭脳の持ち主である。その頭脳を、皆が狙っているのが、実態なのだ。 そのため、外で遊んだり、友達を作ったり、パソコンをしたり、メールをしたりも出来ない。両親と会うことさえ、許されない。そんな場所にいる。ただ、ミカは、今日を期に、こんな施設を抜け出そうと考えていた。 ミカは、ここがアメリカで、バイアフォー大学の中だということを知っていた。 そして、この施設の監視システムについても、すべて知っていた。ここの監視システムは、午後12時になると、1分間すべて解除される。その間に、逃げ出そうとおもったのだった。 そして、12時。 ロックはともかく、警備の人もいなくなった。 そして、出口と思われる扉から中に入った。 光が眩しい。扉を開けた瞬間、大量の光が見えた。 が、 誰かにぶつかった。 学生だろうか。必死に英語で呼びかけてくる。 「you look pale. are you?」 顔色がわるい?わるいんだ私。 「Thank you. I'm all right now.」 はぁ。よかった。 おれがなんかしちまったのかと思ったよぉ。 「you university studrnt?」 「No」 「はぁ。英語疲れた。」 「わたしもぉー」 「って。君日本語つかえるのかよぉ!!!」 「だってミカは日本人だし、英語は3歳の頃からしゃべれるしぃ、全世界の言語使えるもん!!馬鹿にするな。・・・ってあんたなまえはぁ?」 「おれ?おれは、山田涼。ハタチ。あんたは?」 「新井ミカ。6歳。逃げて来た。あんた、家泊めてくれたら、すごくうれしい。」 「いいよ!逃げてんだったら、同じだし、なら一緒ににほんくるか?」 「うん!」 ぷろろーぐ終
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