1

3/4
前へ
/6ページ
次へ
「到着したはいいけど、私家もなければ家族もアメリカ。あんたんちは、どうなのよ。」 「家族は死んだ。家はあるっちゃある。取りあえず、家に行こうか。」 「あっ。私なんか変なこと聞いちゃった。ごめんなさい。」 「別にいいよ。ツーか早く行こー。」 こうして、ミカ達は、涼の家にむかった。が、また迷っている、涼。 「あんたさんは、自宅を忘れるほどバカなんですね。本当にバカなんだから。住所は、どこ。」 ミカが強気な感じで聞く。 「い、い、家の住所は、東京都渋谷3-65渋谷倉庫36。って、倉庫なんだけど、普通の家と同じだから安心して。」 ミカは即座に場所を特定した。 「まあまあ、行ってみようか。」 一時間後。 「ここ。あってるの。」 疑問げに涼に聞く。 「うん。」 「あってるならいいよ。早く入ろうよ。寝ミーからさぁ。」 そこには、倉庫の中に家が入っている、変な光景が広がっていました。 「涼。眠い。寝るぞ。」 「家に入ってから寝てくれ、頼むから。」 「ハイハイ」 ガチャガチャ・・・ ギィ・・・・ 「お邪魔しまーす。スゥースゥー」 「玄関で寝るなぁー。って起きろー。」 「ムリ・・・・」 即答。 涼は不思議に思っていた。鍵がすべて開きっぱなしだったことが疑問らしい。 「起きたらリビングに来てくれよ。株やりたいから。」 「え。株やんの。私やりたーい。」 ミカの目は輝いているようにみえた。 「お前、株も出来んのかよ・・・。」 「何言ってんの。私は株の女王と謡われた女よ。バカにするな。この馬鹿が。だが、明日にしてくれるか。寝る。私のヘヤはどこだ。」 「二階の好きなとこいいよっ。」 「じゃあ、この一番広いヘヤ貰うな。」 「あぁ。そこにあるベッド使っていいからな。お休み。」 「お休み。」 こうしてながき2日間が終わった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加