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「到着したはいいけど、私家もなければ家族もアメリカ。あんたんちは、どうなのよ。」
「家族は死んだ。家はあるっちゃある。取りあえず、家に行こうか。」
「あっ。私なんか変なこと聞いちゃった。ごめんなさい。」
「別にいいよ。ツーか早く行こー。」
こうして、ミカ達は、涼の家にむかった。が、また迷っている、涼。
「あんたさんは、自宅を忘れるほどバカなんですね。本当にバカなんだから。住所は、どこ。」
ミカが強気な感じで聞く。
「い、い、家の住所は、東京都渋谷3-65渋谷倉庫36。って、倉庫なんだけど、普通の家と同じだから安心して。」
ミカは即座に場所を特定した。
「まあまあ、行ってみようか。」
一時間後。
「ここ。あってるの。」
疑問げに涼に聞く。
「うん。」
「あってるならいいよ。早く入ろうよ。寝ミーからさぁ。」
そこには、倉庫の中に家が入っている、変な光景が広がっていました。
「涼。眠い。寝るぞ。」
「家に入ってから寝てくれ、頼むから。」
「ハイハイ」
ガチャガチャ・・・
ギィ・・・・
「お邪魔しまーす。スゥースゥー」
「玄関で寝るなぁー。って起きろー。」
「ムリ・・・・」
即答。
涼は不思議に思っていた。鍵がすべて開きっぱなしだったことが疑問らしい。
「起きたらリビングに来てくれよ。株やりたいから。」
「え。株やんの。私やりたーい。」
ミカの目は輝いているようにみえた。
「お前、株も出来んのかよ・・・。」
「何言ってんの。私は株の女王と謡われた女よ。バカにするな。この馬鹿が。だが、明日にしてくれるか。寝る。私のヘヤはどこだ。」
「二階の好きなとこいいよっ。」
「じゃあ、この一番広いヘヤ貰うな。」
「あぁ。そこにあるベッド使っていいからな。お休み。」
「お休み。」
こうしてながき2日間が終わった。
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