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1人で部屋にいるのは怖かったから。
夜中…遠くで電話が鳴っているような気がした…。
でも夢かもしれない…。
私は薬のおかげか、疲れのせいかグッスリ眠った。
起きると横にお母さんは居ない。
私はパジャマのまま1階へ降りた。
ガチャ!!
「おはよう」
「あら、葉月もう起きたの?」
「おはよう。もっとゆっくり寝てれば良いのに」
聡も起きている。
お母さんは朝食を作りながら、聡に借りていた血の付いたスウェットを洗濯していた。
「どう? 血…取れそう?」
「どうかしらね…取れると良いんだけど」
「あっ!! 気にしないで下さい!!
部屋着はいくらでもあるから、捨てちゃって良いですよ!!」
聡は眠そうに目を擦っている。
「葉月ちゃん、寒くない?」
そう言って自分のパーカーを貸してくれた。
「ありがとう。聡…眠れた?」
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