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ザワッ…!!
私はソファーで体育座りをして丸くなった。
「たぶん、もう少ししたら警察が来るでしょう。
見えますか?
あのシルバーの車。4時に一度人が交代してました」
聡は窓のレースのカーテン越しに車を指差した。
「無言電話は間違いなく純だと思います。
俺は電話に出ても声を発しなかったので、葉月ちゃんかどうかを確かめたかったのかもしれないし、ただのストーカー行為かもしれません」
朝目が覚めたら、全てが解決してると思ってたのに…。
そう信じていたのに…。
この恐怖はまだ続くんだ…。
ピンポーン!!
時計を見ると8時。
聡が玄関に行った。
「警察の方です。入ってもらいますね」
「あっ…はい」
お母さんも動揺している。
私服警官が2人。
「残念なお知らせなんですが…」
「捕まってないんですね?」
聡が先に質問した。
「あっああ…。
父親は重要参考人として身柄を確保してるんですが、神取 純の方は逃亡しています」
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