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聡は朝ご飯を食べると、よっぽど疲れていたのか布団に入るとすぐに、気持ち良さそうな寝息をたてて眠った。
そして、昼過ぎ…。
ガチャガチャ。
ドキッ!!
駄目だ…恐怖が消えない…。
恐る恐る扉に近づくとお父さんだった。
「お父さん!!」
私はお父さんに抱きついた。
お母さんもすぐに飛んできて、お父さんは私達2人を強く抱き締めてくれる。
「純君…いや…犯人は捕まったのか?」
お父さんも純のことは信用していた…。
でも今ではそんな純も“犯人”…。
私は首を横に振る。
「あっ…お父さん、私を助けてくれた人後で紹介するね。
無言電話が夜中に酷かったみたいで、今和室で寝てるの」
「そうか…ゆっくり休ませてあげなさい」
お父さんは部屋着に着替えるのに2階へお母さんと上がって行った。
すると襖が開く。
「ごめん…すっかり寝ちゃったな…」
寝ぐせがついたボサボサの頭が可愛い。
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