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「うん…わかった」
そうだよね…お父さん達だって、私が被害者になるなんて思っていなかったはず…。
急に色んなことが起きて動揺してるのは、私だけじゃない…。
その後、お父さんとお母さんと一緒に聡の家に行った。
そして聡の両親にちゃんとお礼をして、お父さんは聡からDVの本を借りて行った。
そして、携帯の番号と家の番号を変えに行き、聡が言った通り、家の番号も事情を話すとあっさりと変えてもらえた。
その帰り、ホームセンターに立ち寄って家の防犯グッズをお父さんは買い漁った。
私には大きな音の鳴る防犯ベル。
でも、いざとなったらそんなの押す暇はないんだろうな…。
あの時だって…余裕なんて無かった…。
スタンガンをってお父さんが言いだした時は、さすがに止めた。
誰かがついて来てるのがわかる。
角を曲がる時に、今朝の警察官が見えた。
ちゃんと来てくれてるんだ…。
でも、きっとそれは純を捕まえる為。
捕まったらどうなるんだろう…。
家庭裁判所の後に、鑑別所?
純のJリーガーになるって夢を、私なんかのために潰してしまった純は馬鹿だ…。
才能があったのに…手の届きそうな夢だったのに…。
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