また会おうね

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---「よし!!着いた♪」 夢は急いで病室へ向かった ---ガラガラ 「さきちゃん♪来たよ」 夢は止まった あの可愛い笑顔で迎えてくれるさきは、 もう居なかった。 夢はさきに抱きつき泣き叫ぶ 「ねぇ!!目覚ましてよ…!!笑ってよ…一緒に遊ぶ約束したじゃない…手繋いで笑っていたいって…言ってたじゃない!!…さきちゃん…お願いだから…目開けて…ねぇ…さきちゃん…」 さきのお母さんが、夢を優しく抱きしめた 「さきね、頑張ったのよ。『夢ちゃんと夢ちゃんのおばぁちゃんと遊ぶんだ!!広い公園でピクニックみたいにするんだ』って言ってたのよ…。昨日、さきが死ぬ前に『約束守れなかったなぁ。でも…お友達出来て良かった…』って…」 さきのお母さんは、涙を溜めながら笑顔で言った。 夢は泣くことしか出来なかった 夢にとってさきは大切な友達だった 可愛い可愛い友達だった 妹みたいだった さきは夢の中で大きな存在だった。 さきも夢は大きな存在だった 「夢ちゃんにね、お手紙があるの。さきが一生懸命書いたのよ」 夢は手紙を読んだ 「ゆめちゃんへ。 ゆめちゃんと会えて良かったです。 お友達になってくれて ありがとう。 私はゆめちゃんとの約束を守れなかった。 ゆめちゃん、ごめんね 私ね、ゆめちゃんの事 だいすきだよ!あと、ゆめちゃんの笑顔もだいすき!! 悲しい顔しないで、笑ってください。 私はゆめちゃんと会えて本当に良かった… いっぱい、いっぱい ありがとう。 また会おうね。バイバイ さきより。」 夢はさきからの手紙を抱きしめて、 いっぱい泣いた そして、 笑顔で「ありがとう」と…
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