また会おうね

3/10

30人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「あらあら、気をつけなさいよ~??」 「はぁ~い♪じゃあ、明日から夏休みだし!!毎日来るねッ。今日はバイバイ★」 「うん。分かったわ。気をつけて来なさいよ」 おばぁちゃんは嬉しそうに言った。 「じゃ~また明日♪」 夢は家に着き、お風呂に入りご飯を食べた。 「夢~??明日もおばぁちゃんの所行くんでしょ~?」 「うん♪もちろん!お母さんも行くの?」 「お母さんは、明日の夕方にでも行くわ」 「そっかそっか★」 夢は家族とも仲が良い。 というか、家族が仲良い。 「明日にそなえて寝ますかッ!!」 そう言って夢は、眠りに入る…。 ジリリリリ~ 「もぅ朝か~。早いなぁ…」 そう言いながら布団から出る。 「おはよ~」 皆に挨拶は基本だ。 家族も 「おはよ~」 と返す。 朝食を食べ終わって、病院に行く準備もOK。 「んじゃ~行ってきまぁす」 「行ってらっしゃ~い」 夢が病室に入ろうとすると、昨日ぶつかった女の子が私を見ていた。 (どぉしたんだろ~) そう思いながら、おばぁちゃんの所に行った。 「来たよ~♪」 おばぁちゃんは、まだ寝ていたらしく返事がない。 (まだ寝てたか…) 夢はおばぁちゃんが起きるまで、病室を出る事にした。 ---ツンツン 「え!?誰??」 と振り向く。 昨日の女の子だった。 「あ~!昨日の子♪どぅしたの??」 「お姉ちゃんって、毎日ここに来るの??」 「うん!!来るよぉ♪どうして?」 「だってお姉ちゃん可愛いんだもん!!」 その子はますます笑顔になった。 夢は可愛いと言われ慣れないので、顔がニヤつく。 「あ…ありがとう。」 「お姉ちゃんの名前は何て言うの?私はさきって言うんだ♪」 「さきちゃんかぁ~可愛い名前だね♪あたしは、ゆめって言うの」 「ゆめちゃん、ゆめちゃん♪可愛いねっ」 これがさきとの出会い…
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加