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---「ただいまぁ」
リビングに行くと、おばぁちゃんがいた
「おばぁちゃん!!お帰りなさい♪」
「夢、遅かったねぇ」
「うん。ちょっとね」
「さきちゃんと遊んできたのかい??」
「うん。さきちゃんの笑顔可愛いんだよねぇ♪」
夢が無理矢理、元気に見せようとしているのを、おばぁちゃんは感じていた。
「お風呂入ってくるね」
---「さっぱりしたぁ」
「夢、早く座りなさい。今日はおばぁちゃんが退院したお祝いよ」
お母さんは夢に言った。
「やっとおばぁちゃんが帰ってきてくれて、あたし嬉しいよ~♪♪」
「あらあら、私も嬉しいわよ」
家族みんな喜んでいた。
「今日はもう寝るね~。明日病院に行くんだ♪お友達が出来たからさ。じゃぁ…お休みなさぃ」
(さきちゃん大丈夫かな?)
---ジリリリリ
「今日も行きますか~♪」
---「行ってきまーす」
「早くさきちゃんに会いたいなぁ♪大丈夫かな??何してるかな??」
色んな事が頭によぎる
病院に着くと真っすぐ
さきの病室に向かう
「さきちゃん来たよ~」
病室に入ると、夢の目にうつったさきの姿は、昨日のような元気な姿ではなく、周りに機械が沢山置いてあり、さきの身体から沢山のチューブが出ていた。
「あ…、ゆ・・めお姉ちゃん…私ね…大変な事しちゃったの…」
さきは精一杯の笑顔で夢をむかえた
さきのお母さんも笑顔だった
「さきちゃん、頑張ったねぇ!!」
夢も満面の笑みで答えた
「良かったぁ…こんな格好だから…嫌われちゃうのかと思ったよ…」
「なーにゆってんの♪あたしが嫌いになるわけないでしょ??あたしは、さきちゃんが大好きだよ」
さきは、「へへッ」と照れた
「夢ちゃん…?また絵かいたんだよ…見せてあげる」
そう言うと、ゆっくり起き上がって、引きだしの中から落書き帳を出した
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