昔話

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「そ、そうですよね‥‥ごめんなさい。変な事訊いてしまって」 大切な人を失う痛みはティアナも知っている。 だから彼女はフェイトの痛みも分かる。 「ホントだよ、変な事思い出しちゃった♪」 「好きだったんですね」 「好き‥‥ううん大好きだった。忘れた日なんて一度も無い。私結構一途なんだよ?」 やっぱりまだ好きなのだと確信するティアナ。これ以上はフェイトを本当に傷付けてしまう。 「私だって一途ですよ♪」 誰かこの人を口説き落とす事のできる人物はいないのだろうか。 いるならどうか、この人の心に空いている大きな穴を埋めてあげてほしい。 そう思わずにはいられないティアナだった。
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