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(どうしよ、暇になっちゃった。ティアナの所はシャーリィが行ってくれたから大丈夫だけど‥‥)
フェイトは待機命令が出されてしまってやる事が無い。いつもなら仕事もそれなりに残っていてそれの消化にあてていたのだが、今回は思いの外早く片付いてしまっていた。
(食堂でコーヒーでも飲もうかな)
以前はあまりコーヒーを好んで飲まなかったフェイトが飲むようになったのは、昔の想い人に影響された事がきっかけらしい。
(もう六年かぁ、J.S事件も十也がいてくれたらもっと早く終わってたのかな)
「あ、フェイトさんこんな所にいた」
「ティアナ、どうしたの?」
「どうしたの?じゃないですよ。例の魔導師二人のパターン分析終了しました」
そう言うなりティアナはモニターを出し分析結果の報告を始める。
「まずこの二人のデバイスについてですが、報告通り近代ベルカ式のデバイスで間違い無いでしょう」
モニターに写し出された魔導師の戦闘映像を見てみる。確かに微かにデバイスからカートリッジが排出されているのがうかがえる
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