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「なんかフリードで運んでもらっているときに目が覚めちゃいました♪」
「体調はどう?無理しちゃ絶対ダメだからね」
フェイトの言う通りだ。無茶をしてミスをする事がチームで行動する場合一番迷惑だ。だが彼女はただ純粋にエリオの体を心配しての発言だろう。
「大丈夫!バッチリです」
「皆さん早くしてください!!」
コックピットから顔を出し急かすヴァイス。その声に反応し一同はヘリに搭乗した。
後部ハッチが閉じ、機体が徐々に浮上する。
〈よし揃ってるな‥ってエリオ大丈夫なのか?‥‥まぁいい、説明に入るぞ〉
モニターに現れたクライスに全員が注目する。それを確認し口を開く。
〈まず作戦内容はイレギュラーと“イズミ”の確保だ。市民の避難は八割方終了している。君達が到着する頃には十分避難は完了しているし、現地局員が結界を張る手筈になっているので存分に暴れてくれ。ここまでで質問は?〉
「あの、作戦とはあまり関係無いんですけど‥‥“イズミ”が現れるってどうして分かったんですか?」
手を上げ質問したのはキャロ。
クライスはこの質問がなのはやフェイト辺りから来ると思っていたらしく意外そうな顔をしている。
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