赤眼

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「うおおおおおっ!!」 スバルは正面から殴りかかる。なまじ下手にフェイントをかけて威力を小さくするような小手先だけの戦法は取りたくなかった。 それに今はまずコイツのバリアを破る事が先決だ。 「ストラーダ!」 『シュペーアアングリフ!』 キャロからブーストアップ・アクセラレーションの支援を受けたエリオが魔導師に対してスバルとは別角度から突進する。 「くそっ」 同時に二方向からの挟撃。ツェーンほど回避に自信が無く避けきれないと判断した魔導師はカートリッジを一発ロードしバリアを展開する。 ガキッ、ズガッ 「エリオ!そっちお願い!はああああっ!!」 「了解!紫電一閃!」 スバルの振動拳、エリオの雷を纏った斬撃、どちらも防ぎきるのは難しい。 バリアが破られるのにさほどの時間はかからなかった。 バリッ 派手な音を立て守りが崩れる。 「ちっ!!」 バリアを破られ体制を崩されながらも魔導師はスバル達の追撃を阻止するために槍を薙ぐ。
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