赤眼

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あっさり振り払われてしまったスバル達に今度は魔導師が追撃を仕掛ける。 だが、 「うおっ!?‥‥やるじゃねぇか」 魔導師の周囲360゚を取り囲んだのは紅の短剣。背後のウィングロードからはティアナが銃を構えている。 「‥‥ブラッディダガー‥‥終わりやね。どや、投降してくれへんか?」 静かに語りかけるはやてだが、返答次第では攻撃を即発動させるという気迫が見て取れる。 「強いな、お前ら名は?」 「名前聞く時はまず自分から名乗らないかんよ?‥‥まぁええわ、うちは八神はやて」 「私はスバル・ナカジマ」 「ティアナ・ランスターよ」 「エリオ・モンディアルです」 「キャロ・ル・ルシエです」 スバルが後に続いたので仕方ないという様子でティアナ、エリオ、キャロも名前を明かす。 「なるほど、覚えておく」 「ずいぶん余裕じゃない?」 「これが余裕に見えるか?結構困ってるんだぞ」 やれやれとティアナへ返す魔導師の顎辺りに冷や汗がつたう。 「ならあちらさんも誘ってデバイス預けてください」
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