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「分かるよ。自分がどれだけ強く想っても向こうは振り向いてもくれないんだよね」
「あ、フェイトさんもそういう経験あるんですか?ていうかフェイトさんて彼氏とかいないんですか?」
ティアナは意外そうな表情をフェイトに向ける。
「え~っ、いないよ」
「うそっ!?でも前になのはさんが“フェイトちゃんは私よりも恋愛経験は豊富だよ♪”って。私てっきり」
一体なのははティアナにどんな事を吹き込んだのだろう。
確かになのはよりは経験はある。ていうかなのはやはやては22歳にもなってまだ恋人ができたという報告が耳に入ってこない。
それはそれで問題じゃないのか?
「もぅ、なのはってば‥‥今まで彼氏は一人しかいないんだけどなぁ」
「ええっ!?フェイトさん凄いモテそうなのに」
「私ってそんなイメージなの?」
「はい、おっとり優しい感じで男の人が好きそうだなぁとは常々」
余談だがヴァイス・グランセニック氏曰く
“六課隊長陣は非常にレベルが高い。更には揃いも揃って歌が上手いときたもんだ。こりゃアイドルユニットなんて組んだ日にゃあ大変な事になるぜ”
だそうだ。
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