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「えっと……ジョークですか?」
「ジョークじゃないわよ。真剣な話」
「俺聞いてないけど?」
「言ってないもの」
「もしかして、嫌がらせ?」
「うん」
「うん。じゃねぇぇぇぇぇぇぇ!」
なに?昨日急に決まったとかじゃなく嫌がらせ?ざけんなぁぁぁぁ!
「ハッ!……親父も?」
「うん。家事の仕方はメモって置いたからよろしくね……あっ、出掛ける時は鍵して行くのよ?」
「うんわかった。って違ぁぁぁぁぁぁぁう!」
え?なに?今日から出張で両親共にいなくなる?そして家には俺一人で住むの?原因は母さんの嫌がらせ?ざけんなぁぁぁぁぁぁ!
「………ちなみにどれくらい居ないの?」
「ん~と、4年ぐらい」
「4年ね、ってはいぃぃぃぃぃぃぃ!?」
「ふわあ~ぁ……うるさいぞ正、近所迷惑だ」
俺の父親、魔崎 剛(マザキ ツヨシ)が目覚めのひと言を放った
ていうか………
「親父ぃ!出張でいなくなることを先に言っとけや!!」
「あれっ?母さんに頼んだンだけどなぁ」
「か・あ・さ・ん?」
超低音ボイスで話す
「あっ剛さん、さきに私空港に行っときますね」
逃げた
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